嫌われる勇気を読んで

f:id:bloghajimemas:20210611104256j:plain

私は、嫌われる勇気を読んで、変わることは簡単であるということがわかりました。

しかし、実際に変われたわけではありません。哲人の心に残った言葉を紹介しながら、これから変わるために何をするかについてこの記事に書こうと思います。

 

この本では、アドラー心理学について詳しい哲人と、悩み多き青年の会話形式で話が進んでいきます。

 

前提として、アドラー心理学では「目的論」の考え方です。

引きこもりを例にすると、「不安だから外に出られない」のではなく、「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」のです。

「不安だから外に出られない」は原因論で、「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」という考え方がです。

目的論で考えるのは最初はなれないし、納得いきませんでした。しかし、この本を読み終わるころには少しは納得いくことができました。完全に納得するには何度か読み直すべきかもしれません。

 

ここから哲人の言葉をすこし紹介していきます

 

「もしも自慢する人がいるとするならば、それは劣等感をかんじているにすぎない」

哲人は、自慢は劣等感の裏返しだといます。自らが優れていることを誇示しなければ周りに認めてもらえない。自分に自信のある人は自慢などしないそうです。

誰かに自慢されたとき、自分は「そんなことできない」と思うのではなく、「この人は認められたいのだと思っている。」と考えれば少しは気持ちが楽になると思います。

 

・「お前の顔を気にしているのはお前だけ」

これは哲人の言葉ではなく、哲人の友人の祖母言葉です。

私は周りの目が気になってしまうことが多くあります。しかしこの言葉を聞いて少しは生きやすくなったと思います。

特に、今するべきことが恥ずかしくて出来ないときなどに思い出したい言葉です。

 

・「われわれは『これは誰の課題なのか?』という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要があるのです。」

課題とはするべきことです。

例えば、子どもが勉強するかしないか。これは子どもの課題であり、親の課題ではないそうです。

ここで大事なのは他者の課題に踏み込まないことです。対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことによって引き起こされるそうです。

この考え方で生きれば、自分のためにならない他者の課題をこなしても、意味がないと思えると思います。

 

・「われわれが対人関係の中で困難にぶつかったとき、出口が見えなくなってしまったとき、まず考えるべきは『より大きな共同体の声を聴け』という原則です。」

会社や学校で問題が起こってしまい、悩みを抱えたとき、その小さな共同体で悩み続けるのではなく、より大きな例えば人間社会で考えるならば自分も相手も同じ存在です。

こう考えれば、理不尽な要求を上司や先生にされたとしても異を唱えやすくなると思います。哲人は「もしあなたが異を唱えることによって崩れてしまう程度の関係なら、そんな関係など最初から結ぶ必要などない。関係が崩れることだけを怖れて生きるのは、他者のために生きる不自由な生き方です。」とも言っています。

 

・「人生における最大の嘘、それは『いま、ここ』を生きないことです。」

過去は変えられない、未来はどうなるかわからないといわれるよりもわかりやすい言い方だと思いました。アドラー心理学では過去のことがトラウマになることは何か理由があって、自分でそれをトラウマとしているという目的論の考えです。

この考え方ができるようになれば「いま、ここ」を生きることも簡単になると思います。

 

これから私は、自分の人生を自分のために生きるよう頑張ろうと思います。当たり前のことではありますが、これが出来ていませんでした。

人の目が気になってしまうことが多いので、まずは、「お前の顔を気にしているのはお前だけ」という言葉を意識して生活をしようと思います。

 

嫌われる勇気では、このほかにも心に残る言葉がたくさん出てきます。ぜひ読んでみてください。多分2回以上読みたくなると思います。

 

 本当におすすめなのでぜひ読んでみてください!!

↓嫌われる勇気

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

価格:1,650円
(2021/6/13 17:19時点)
感想(523件)