雑談の一流、二流、三流
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雑談の始め方
相手に焦点を当てることからはじめる
人間が一番興味があるのは、自分です。一流はそのことを明確に理解しています。
一流の人の会話を紐解くと、必ず会話の主題が相手にあることに気づきます。
たとえば、「今日は暑いですね。今日は30℃を超えるそうですよ。夏バテとか平気ですか?」
「今日は本当に暑いですね。ちょっとクーラー効きすぎていますかね?大丈夫ですか?」
このように話題の矢印を必ず相手に向けて、相手が話しやすいテーマを設定しています。
質問をする
我々は質問されて、それに答える習慣の中で生きています。
一流はこの習慣を明確に理解しています。
上手に質問を使って、相手から会話を引き出し、会話をリードしています。
質問をして先手を取る。質問された人はそれに答える。このシンプルな法則を一流は徹底しています。
挨拶にツープラス
挨拶から雑談が始まるケースも良くあります。例えば、出社直後上司に挨拶をする。電車の中でばったり会って挨拶する。はじめましてのお客様に挨拶をする。
この時に「おはようございます」だけで終わってしまうと、会話が続きません。そこで、「挨拶に一言付け加える」ことを意識しましょう。例えば、
・上司との挨拶 「おはようございます。昨日は遅くまでありがとうございました。」
・同僚との挨拶 「おはよう!昨日は楽しかったね」
・お客様との挨拶 「はじめまして。お会いできて光栄です。」
というように挨拶にワンワードプラスします。しかし、その後が続かないケースが多くあります。自然に会話をスタートさせるには仕掛けが必要です。その仕掛けとは、「ツープラス」です。挨拶にもう二言付け加えるのです。例えば、
・「おはようございます。昨日は遅くまでありがとうございました。しかし部長、本当にタフですね。」
・「おはよう!昨日楽しかったね。あれははしゃぎすぎでしょ。」
・「はじめまして。お会いできて光栄です。噂はかねがねお聞きしております。」
このように挨拶にツーワードプラスしていきます。
聞き方とリアクション
全力で励ます
雑談ではネガティブな話を持ち掛けられることもあります。そんなとき、ベストは会話の中で相手が少しでもプラスの状態になることです。
それを実現させるには、次の「人がプラスな気持ちになれる三大欲求」をトークに織り交ぜます。
1.認められたい
2.褒められたい
3.励まされたい
ネガティブな話題では、まずその話を受け止め、そして最後に、「いやーでもその超人的な忙しさ、本当にすごいと思います」と最後に相手を承認し、称賛し、奨励する。
興味に変える
議論をする場では、反論も必要です。しかし、雑談では意見が正しいか、正しくないかよりも、「心地よさ」が大切です。
例えば、自分が暑いと思っていた時に。「今日は寒いですね」と言われた場合、「いや、むしろ暑くないですか?」と言ってしまうと空気が悪くなります。
こんな時は、「○○さんは寒いのは苦手なんですか?」と興味に変えて質問します。
反論することもなく、無理に合わせることもなく、相手に興味を持って質問することことが、心地よい空間を作るのです。
雑談の盛り上げ方
15~30秒で渡す
「昨日は何してたのー?」に対して話が長い人だと3分5分とずっと話しています。
逆にテンポがいい人は少し自分の話をして、「○○さんは何してたの?」」と相手に返します。
雑談では30秒くらいで会話を回すのがベストです。
こうすることで会話にテンポが生まれ、相手も飽きることなく会話を続けることができます。
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好かれる人がやってる「魔法の傾聴」
1.表情
世界共通語、それは英語ではなく笑顔だ。
笑顔こそ、世界中どんな人でも安心感を与え、心をひらき、そして気持ちを通じ合わせることができる最高のコミュニケーションスキルです。
初対面ではまず先に笑顔を出すことを常に心がけましょう。
「笑顔の先出し」をすることで、会話での心理学的主導権を手にすることができます。
2.うなずき
うなずきの深さのレベルを変えることで、相手の話を大きくリードできます。
弱、中、強、3段階の深さでイメージするといいです。普段は弱、相手が感情を込めたときは中、そして自分自身も大きく納得した時は強。
一辺倒のうなずきより、この強弱をうまく使い分けることで、相手の話にリズムがついてきます。
3.傾聴
二人で会話をするとき、気を付けることは、「相手にへそを向けて話す意識をする」ことです。
へそはあくまでもイメージですが、相手に体を向けるということは、心をひらいて相手に意識を向けているという心理学的ボディーアクションなのです。
4.笑い
会話において、そんなに笑いをとることを意識する必要はありません。
むしろ必要なのは、「いかに相手の話に笑うことができるか」です。
5.感賛 (感嘆+賞賛)
感嘆は相手の話に対する聞く側の驚きの表現です。たとえば、「わあ」「へー」「おー」など。
そして称賛は、相手を称える言葉です。たとえば、「すごい」「素敵」「いいね」など。
この2つをセットで使うことを意識しましょう。
「わあ、すごいじゃん!よかったね!」
こういう感じで「驚き+ほめ」をひとまとめにして相手に返していきます。
「嫌われないこと」が先決
人はだれしも何らかの不安を抱えている。まずは相手に好かれようとたくさん話すより、その不安を無くす方が先決である。
「あ、この人は安心できるな。話しても大丈夫かも」と相手に思ってもらうことが大切なのです。
具体的には、自分を否定しようとする人からは、人は離れる。自分の話暖かく聞いてくれる人に、人は集まる。
相手に好かれる前に、まずは相手に安心感を与え、不安を取り除くこと。
そのためにはまず、「やるべきこと」よりも「これはやらない」と決めることが大切です。
内容よりも感情を聞こう
人は誰しも、自分を否定されたくはありません。できれば気持ちをわかってほしいし、共感してほしいのです。
人に悩みなどを相談された時、相手の心の扉を徐々に開いていく言葉、それは「そだよね、わかる」という共感なのです。
おすすめの「話し方」の本3選
今まで読んできた本の中で話し方に関する本でよかった本を3冊紹介します。
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1.伝え方が9割 佐々木圭一
この本では、強いコトバを作る技術などが紹介されています。
たとえば、「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」
これはオバマ氏が演説で言った言葉です。
この本での中でこの言葉は、ギャップ法と呼ばれていて、強いコトバを作る5つの技術のうちのひとつとして紹介されています。
この本のおすすめのポイントは、お題が挙げられていてそのお題を強いコトバに変えるという課題が設けられていて、答えとその考え方まで丁寧に解説されています。
オバマ氏の言葉で例えると、「あなたの勝利だ。」を強いコトバにしてください。
このような課題が設けられていて、本を読みながら確実にアウトプットができるようになっています。
普段本を読むけど実践できないという方におすすめの本です。
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2.1分で話せ 伊藤洋一
この本は、大事なことだけをシンプルに伝える技術が紹介されています。
理論的に伝わりやすい方法を教えてくれ、さらに伝わりやすい話し方と伝わりにくい話し方の比較をしていて、一目で理解できるようになっています。
最後の第7章では、実践編として、プレゼンの際に気を付けることや、上司への提案の仕方などの方法が書かれています。
人と話していて、なかなか伝わらないと感じる人、長々としゃべってしまい、結局何が言いたいのかわからないといわれてしまう人におすすめです。
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3.人は話し方が9割 永松茂久
この本は2021年上半期のビジネス書ランキングで1位を獲得した本です。(日販、トーハン調べ)
人に好かれる人がやっている「3つのリアクション」や人を動かす人の話し方などほかにも多くのことが書かれています。
本書の中で、「初対面で何を話したらよいかわからない」「すぐに会話が途切れて話が続かない」「沈黙の時間が怖い」などほかにも多くの人に贈る本であると著者自身が言っています。
実際に読んでみて、日頃の何気ない会話でもビジネスでもいつでも使える話し方について学べる本だと思いました。
話し方の本が多くていつも迷ってしまい、結局買わない人はまずこれを買えば間違いないです。
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4.まとめ
3つの話し方についての本を紹介しましたが、それぞれ違う場面に使える話し方も紹介されていました。
「伝え方が9割」は、強いコトバ、つまり人の印象に残る言葉を作りたい人、
「1分で話せ」は、伝えたいことだけを簡潔に伝える方法が知りたい人、
「人は話し方が9割」は、話し方全般について、または何を買うか迷ってる人におすすめです。
スタンフォード式 最高の睡眠
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睡眠の法則
レム・ノンレムの周期に関わらず、睡眠の質は、眠り始めの90分で決まる。
最初の90分でつまずいてしまうと、どれだけ長く寝ても自律神経が乱れ、日中の活動を支えるホルモンの分泌にも狂いが生じてしまいます。
どんなに忙しくて時間がなくても「最初の90分」をしっかり深く寝ることができれば、最高の睡眠がとれるということです。
レム・ノンレム睡眠
人は寝ているとき、ずっと同じように寝ているのではありません、眠りには、レム睡眠とノンレム睡眠があります。レム睡眠とは、脳は起きていて、体が眠っている状態。
ノンレム睡眠は、脳も体も眠っている状態です。この2種類の睡眠を繰り返しながら眠っています。
寝付いたとすぐに訪れるのは、ノンレム睡眠です。その中でも最初の90分間のノンレム睡眠が睡眠全体の中で最も深い眠りになります。
最初の90分が「黄金」のなる3大メリット
1.寝ているだけで「自律神経」が整う
入眠して眠りが深くなっていくとき、交感神経の活動が弱ま副交感神経が優位になります。
逆に、レム睡眠に入ると交感神経が活発になります。
活動時は交感神経、休息時は副交感神経という自律神経の役割交代がスムーズにいけば、脳も体もリラックスし、しっかり休息をとることができます。
自律神経を整える方法はたくさん紹介されていますが、「最初の90分をしっかり眠る」というのは、自律神経を」整える最高の方法であります。
2.「グロースホルモン」が分泌される
グロースホルモンの分泌量はノンレム睡眠の質に依存しています。
グロースホルモンは、第一周期のノンレム睡眠時のい際立って多く(70%~80%)分泌されるホルモンで、「いつもなら寝ている時間」に起きていると全く分泌されません。
成人におけるグロースホルモンの効果は、細胞の成長や新陳代謝、皮膚の柔軟性アップやアンチエイジングの役割もあります。
3.「脳のコンディション」が良くなる
質の良い眠りには、ノンレムだけでなくレム睡眠も重要になってきます。
たとえば、うつ病の患者には最初のノンレム睡眠が十分ではなく、レム睡眠も早くに出現する。このような患者に「レム睡眠を抑制する薬」を飲ませると、いったん症状が改善し、最初の深い眠りが整えば、レム睡眠も整うことが分かっています。
脳と眠りの関係は、まだ謎が多いが、うつ病の患者などが最初の90分が乱れていることから、「黄金の90分には、脳のコンディションを整える働きがある」という仮説が成り立ちます。
最初の90分を深くする方法
眠りを深くするには、皮膚温度と深部温度の差を縮めることが大切です。そのためには、皮膚温度を上げ、熱を放散して深部温度を下げなければいけません。
体温も上げて下げるのメリハリが大事です。
具体的には、
1、覚醒時は体温を上げてパフォーマンスを上げる
2、皮膚温度を下げて熱放散すると、深部体温は下がり入眠する
3、黄金の90分中はしっかり体温を下げて眠りの質を上げる
4、朝になるにつれ体温が上昇し、覚醒する
このメリハリがあれば、最初の90分はぐっと深くなり、すっきりと目覚められます。
就寝90分前の入浴
深部体温は上がったぶんっだけ下がろうとする性質を持ちます。
入浴により、意図的に深部体温を上げることができれば、入眠時に必要な「深部体温の下降」が大きくなり、熟眠につながります。
入浴後に体温が下がる時間を踏まえると、寝る90分前に入浴を済ませておけば、その後さらに深部体温が下がり、スムーズに入眠できます。
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仕事がうまくいく!絶対的「1日」の習慣
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自己投資を最優先に!
自己投資は、思い付きでやるのではなく、毎日きちんと計画を立てて取り組みましょう。
将来なりたい姿もまだはっきりせず、自己投資も何をして良いかわからないという人は、ひとまず運動と読書に取り組んでみてください。
運動は簡単なもので大丈夫です。例えばラジオ体操やウォーキングなど少し心拍数が上がるものです。
これらも思い付きでやるのではなく、計画的に毎日行うのが大事です。
スケジュールをぎちぎちに詰め込まない
予定をぎちぎちに詰め込んでしまうと、1つでも予定がずれてしまうと全てドミノ倒しになり、次々に予定がずれてしまいます。
こうならないために、ある程度の「余白」を待たせつつ予定を組むようにしましょう。
朝一は投資のゴールデンタイム
朝は脳がフレッシュな状態なので、何かを学ぶには最適です。
朝の時間をうまく使えるようになると、充実感も満足感も高まります。
早朝、ライバルが目覚める前に起きて自己投資をする自分。そして、ライバルが起きてくる時間には、すでに自分を高める活動を終えている自分。
イメージするだけでも誇らしい気分になりますね。
朝活をするうえで無理は禁物です。また、睡眠時間を削ってまですることではありません。
時間の使い方がうまい人
時間の使い方がうまい人の特徴のひとつとして、「目的・目標・手段をきちんと考えている」というものがあります。
まず何のためにするか?という目的を明確にしなければ、、「どのレベルまでやればいいか」という目標も設定できません。目的と目標が決まって初めて手段が決まってくるのです。時間の使い方がうまい人は、目的、目標、手段をこの順序通りに考えています。
もうひとつは、着手日時で締め切りを守っていることです。
時間の使い方がうまい人はタイトなスケジュールなはずなのになぜか余裕があるように見えます。その理由は、自分の仕事を「締め切り日時」ではなく、「着手日時」で管理しているからです。
着手日時なら変更できますが、締め切りは変更できません。着手日時にゆとりを持つことでスケジュールに余裕が生まれます。
感情をコントロールして効率を上げる方法
時間を有効に使うには、気持ちや感情が大きく影響します。
状況や出来事の受け止め方が感情やその後の行動などの結果を決めます。
私たちの感情は、状況や出来事そのものではなく、受け止め方によって決まるのです。
例えば上司に怒られた時、「今指摘してもらったおかげで成長できる」、「叱られたポイントは伸びしろだ」と前向きにとらえれば、落ち込むどころか気分は上がります。
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東大生の勉強法
みかみ著 「月に1億円稼ぐ現役・東大生社長の勉強法」
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ニューロサイエンス学習法の三ステップ
1.インプット
三ステップの一つ目。それは新しいことを知ること。つまりインプットをすること。
2.アウトプット
次にアウトプットです。これは新しい情報を頭の中から取り出すことです。
3.テスト
最後はテストです。これは忘却を食い止めるためにするものです。
インプット→アウトプット→テスト。この三ステップをひたすら繰り返すことが勉強においてとても重要です。
集中力を立て直す「スモールステップの原理」
人は30分~40分で一旦集中が途切れるといわれています。
そのため、集中力を切れないようにはどうすれば良いかを考えるより、切れた集中をどう立て直すかが重要になります。
その方法には、「スモールステップの原理」というものがあります。これは、心理学者であるバラス・スキナー氏が唱えた原理です。
これは、目の前のタスクを小さなステップに細分化して少しづつ達成していくという方法です。
例えば、勉強している間に集中が切れてしまった場合、今解いている問題を解くための動作を細分化します。
具体的には、まずペンを持つ、次に問題文を読む、そして答えを考える。このような具合です。
何事も取りかかる時が一番つらいものです。その最初の一歩を小さく設定して取りかかりやすくすればいいのです。
関連性をつける
知識は自分の頭の中にすでにあるものとのつながりがないと、すぐに忘れてしまいます。知識はつながってくっついて増えていき、強固になるものです。そのため、新しいことを覚えるときは関連性をつけることが重要です。
一極集中勉強法
これは、著者であるみかみさんが実際に実践していた学習法です。
一極集中勉強法が効率である科学的根拠を示すものとして、「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。これは、人が時間がたつにつれて、どれだけ忘却するかを示したグラフです。
このグラフによれば、何かを学んだあと20分後には42%を忘れているそうです。また、1時間後には、56%、Ⅰ日後には74%、7日後には77%、そして1カ月後には79%忘れてしまいます。
1時間後には半分以上忘れてしまうのに1時間ごとに違う科目を勉強しても効率的とは言えません。
毎日同じ科目の勉強をして、忘れるすきを与えない。それが効率的な勉強だといえます。
参考にした書籍
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神・時間術
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「集中力」を中心に時間を考える
脳のゴールデンタイム
人間の脳は、起きてから2,3時間は、脳がつかれておらず、さらに脳内が非常に整理された状態にあるため、脳のパフォーマンスが一日で最も高いのです。その時間帯は、「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ、論理的な作業、文章執筆、語学の学習など、高い集中力を要する仕事に向いてます。
時間のジグソーパズル理論
私たちが日々行う仕事は、非常に集中力を要する仕事と、集中力をさほど使わなくてもできる仕事に二分できます。これを「集中仕事」と「非集中仕事」と呼びましょう。
どのタイミングで集中仕事をするか。たったそれだけで一日でこなす仕事量が決まります。
「集中仕事」の例としては、文章を書く、英語の資料を作るなどです。
「非集中仕事」の例としては、メール、電話、コピーをとる、などです。
脳がつかれていないイキイキとした状態の午前中は、注意力・集中力を要する「集中仕事」を要領よくこなすことができます。しかし、午後になって脳が疲れてくると、脳に大きな負担をかける「集中仕事」ができなくなります。
「非集中仕事」はいつでもできます。
例えば、メールのチェック。これは、午前中にもできるし、休憩時間にもできるし、移動中にもできます。メールのチェックのような、疲れてていても楽にこなせる、「非集中仕事」を午前中の「脳のゴールデンタイム」にこなすのはとんでもない時間の無駄です。
「集中仕事」は集中力の高い時間帯に行う。「非集中仕事」は集中力の低い時間帯に行う。こうして仕事の配分を適切に行うだけで、仕事効率を2倍、最大で4倍にアップすることができます。
集中力を「リセット」して時間を生み出す
集中力を高める特効薬は「睡眠」
8時間睡眠を基準として、6時間、4時間の睡眠時間を14日連続観察し、脳機能への影響を調べた研究があります。それによると、作業機能、認知機能、覚醒維持機能のすべてが、8時間睡眠の人に対して6時間睡眠、4時間睡眠の人は日を追うごとに悪化しました。6時間睡眠でも認知機能の低下が認められるのです。
集中力を減らす生活習慣、その最たすものが「睡眠不足」というわけです。
逆に今、睡眠不足になっている人は、睡眠時間を7時間以上にすることで、大幅な集中力アップと時間創出が期待できるのです。
集中力を完全にリセットする裏技とは
午後や夜にも、高い集中力を必要とする仕事をこなす裏ワザがあります。
それが、「運動」です。
運動は脳に対してものすぐ良い効果を発揮します。「有酸素運動」をすることで、BDNF(脳由来神経栄養因子)という脳を育てる物質が分泌され、意欲を高めるドーパミンという脳内物質も分泌されます。結果として集中力が高まるだけでなく、記憶力、思考力など脳の多くの機能がアップするのです。
雑念排除術
物による雑念
「整理整頓」で重要なのは、それぞれの物ごとに「置く場所を決めておく」ことです。
机の上にいろいろなものが散乱していると、そこから雑念が発生してきます。その結果集中力が途切れてしまいます。
人による雑念
集中しているときに横やりを入れられると、本当にうんざりします。ある研究によると、集中力が高まっているときに、電話や声がけによって集中力が途切れてしまった場合、その状態(集中力が高まった状態)にに戻るのに役15分かかることが分かっています。
横槍が入らない「集中できる環境」があれば、それだけで集中力が高まり、仕事効率を最大かできます。
スマホの通知や電源を切ることで通知による横槍は入らなくなります。
睡眠にいい生活習慣
寝る前の食事は、睡眠をダメにする
寝る前に食事をすると、成長ホルモンが分泌されません。成長ホルモンには、血糖を上げる作用があります。つまり、空腹のときは出やすく、満腹で血糖が高い状態では、ほとんど分泌されません。
成長ホルモンをわかりやすく言うと、「疲労回復ホルモン」です。つまり成長ホルモンが分泌されないと、十分な疲労回復ができません。